TradingView(トレーディングビュー)を無料で使う3つの方法を解説
世界中で多くの投資家が利用している相場分析プラットフォームのTradingView(トレーディングビュー)。MT4と並びたつこのツールを無料で使う方法を紹介します。
機能が大幅に制限されているBasicプラン(無料のプラン)で、実は有料版でしか使えない機能も無料で使えてしまう方法があることをご存知でしょうか?
おトクにTradingViewを利用してみたい方はぜひご一読ください。
TradingViewは、世界的に広く普及している高性能チャートツールです。強力なチャート機能に加えて直感的な操作性も評価が高く、TradingViewを使いこなせるようになるとFXのスキルアップも期待できます。 FXの強力な武器になり得るTradingViewについて、当記事ではおすすめのインジケーターを8つ厳選しました。それぞれのインジケーターをFXの相場分析に役立てる方法や注意点について解説していきますので、ぜひ今日から利用してみてください。
2025年6月3日 午前11:11
TradingViewはFXだけのために提供されているチャートツールではありませんが、その強力な機能はFXの相場分析に威力を発揮します。
最初にTradingViewの概要や、FXトレードにいかすための知識を押さえておきたいと思います。
「テクニカル主導の相場展開」という表現があります。これはテクニカル的な示唆や売買シグナルによる影響の強い相場展開のことで、FXではこうした相場展開が時折見られます。テクニカル分析をしっかり理解しておけば「テクニカル主導」の相場展開である程度正確な分析が可能になり、勝てる可能性が上がるかもしれません。
そして、テクニカル分析に欠かせないのがインジケーター(テクニカルインジケーター)です。移動平均線やボリンジャーバンド、MACDなどを見聞きしたことがある方は多いと思いますが、これらのインジケーターによる分析をすれば相場の方向性や動意などをある程度察知しやすくなります。
TradingViewには、多くのインジケーターが用意されており、多くのFX投資家が使用しているものが網羅されています。
⇒TradingViewの使い方をもう少しおさらいしたい方はこちらをまずお読みください。
世界標準の高性能チャートツールといわれるだけあって、TradingViewはインジケーターの数がとても豊富です。
以下が、カテゴリー化されている6つの分類です。
・トレンド系インジケーター
・オシレーター系インジケーター
・ボリューム系インジケーター
・出来高プロファイルインジケーター
・ローソク足パターンインジケーター
・自動検出インジケーター
テクニカル分析によく用いられるのは上の2つですが、それ以外にもさまざまな角度から相場を分析できるよう、あらゆるインジケーターが用意されています。
TradingViewに標準装備されているインジケーターを全部使いこなすのは不可能だと感じるほど種類が多く、一般的なテクニカル分析に用いるものであればほぼすべてのインジケーターが網羅されています。
TradingViewには、無料版と有料版があります。有料版にも3つの種類(ノンプロフェッショナル=個人投資家向けの場合)があり、それぞれ料金に応じたプランが用意されています。料金が高くなるほど同時に使用できるインジケーターの数が多くなったり、そのほかの機能が拡大していきます。

なお、無料版であっても同時に表示できるインジケーターの数が少なくなるだけで、すべてのインジケーターが利用可能です。ただし同時に表示できるインジケーターの数が最大2つなので、不足を感じた場合は有料版を試してみてください。
FOREX.comのFX口座では標準の取引ツールにTradingViewチャートを採用しています。そのため、FOREX.comの口座があればそのままTradingViewのチャート機能を使った相場分析が可能です。
先ほど無料版と有料版の違いについて解説しましたが、FOREX.comのTradingViewは表示できるインジケーター数が2つまでといった制限がなく、有料版のTradingViewに近い機能を無料で利用できるところが大きなメリットです。そのため、TradingViewのインジケーターを3つ以上表示したいという方は、FOREX.comのFX口座をおすすめします。
また、FOREX.comではFX口座内のTradingViewだけでなく、本家TradingViewと接続をして、本家TradingViewのチャート画面から注文を出すことも可能です。
ただし、FOREX.comのWebtraderやモバイルアプリにはTradingViewのチャート機能が組み込まれておりますが、あくまでもTradingViewの機能をすべて利用できるわけではありません。TradingView社取引プラットフォームを直接ご利用いただけるわけではございませんので、ご注意ください。

本家TradingViewとFOREX.comのFX口座を接続すると、画面下部にはFOREX.comの口座状況が表示され、チャート画面に売買注文のボタンが表示されます。リアルタイムチャートを確認しながら、このボタンで即座に注文ができるようになります。

FOREX.comのFX口座、もしくはTradingViewとの接続によって本家TradingViewからも注文が出せるようになると述べました。このことは、FXトレードの利便性の大きな向上につながります。
なぜなら、TradingViewで相場分析をしていて注文を出そうとした場合、口座が接続されていなければ実際に売買注文を出すための口座画面に切り替える必要があり、その「ひと手間」が時間的なロスになります。短期売買だとこの「ひと手間」によって機会を逃してしまう可能性もあるため、TradingViewと接続できることには大きな意味があります。これは、実際に使ってみるとよく分かります。
TradingViewでチャート画面に新たなインジケーターを追加する方法は、とても簡単です。
FOREX.comのTradingViewでは画面上部にある「fx インジケーター」と表示されているボタンをクリックしてインジケーターの選択画面を開き、表示させたいインジケーターを選びます。

上下スクロールで選ぶこともできますが、多すぎてすぐに見つけられない場合は検索窓にインジケーター名を入力して探すこともできます。
本家TradingViewでは少しアイコンが異なりますが、「インジケーター」という表示は同じです。

インジケーターの設定をする際は表示したインジケーター名の付近にマウスポインターを合わせ、歯車のアイコンが表示されたらクリックし、設定画面を開きます。

設定画面ではパラメーター(変数)の入力や、スタイル(外観)の設定ができます。この例ではADXというインジケーター(後述)を表示していますが、それぞれのインジケーターに応じて設定画面の入力項目は変わります。

テクニカル分析に用いられるインジケーターのうち、移動平均線は基本中の基本です。多くの投資家が用いている移動平均線のなかでも、ここではEMA(指数平滑移動平均線)について解説します。
ちなみに、一般的に知られている移動平均線はSMA(単純移動平均線)です。
EMAは「Exponential Moving Average」の頭文字を並べた略称で、日本語では指数平滑移動平均線と訳されています。
SMA(単純移動平均線)は一般的に過去の値動きの終値の平均値で表示されるため、移動平均線による売買シグナルが遅く出てしまうことが課題となりますが、EMAは直近の値動きに比重が掛けて平均値を求めており、値動きに対して敏感に反応しやすいインジケーターです。
EMAは移動平均線の一種なので、一般的な移動平均線と使い方は同じです。トレンドの有無や転換を察知したり、チャート上にあるサポートラインやレジスタンスラインといった節目を見極めるのにも役立ちます。
特に有用なのが、異なる時間軸の移動平均線同士が交差することによって売買シグナルを発する「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」です。SMAと比べるとEMAは値動きに敏感に反応するため、これらの交差もSMAと比べると早く示現します。このことは、いち早くトレンドの転換を察知しやすいでしょう。
こちらは2020年2月から3月のポンド円日足チャートで、EMAで長期移動平均(200MA)と短期移動平均(5MA)のデッドクロスが発生したところに矢印を入れました。

EMAでは2月28日にデッドクロスが示現したので、これを根拠に売りエントリーに優位性があります。
それでは、SMAで同じ部分を見てみましょう。

同じ相場の局面であっても、SMAでは7日遅れて3月6日にデッドクロスが示現しました。
実際の値動きはデッドクロスの後から下げており、EMAのほうが早くデッドクロスを察知して早くエントリーできており、利幅も大きくなっていた可能性が高いでしょう。
先ほどの解説のようにEMAは値動きに敏感に反応するため、トレンドの転換を早く察知するのに役立ちますが、逆に長期移動平均線を使った大きな流れ、トレンドを知るには使いにくい側面があります。
どちらかというとEMAは直近の相場分析に適したインジケーターといえるでしょう。
TradingViewのおすすめインジケーター、2つ目はピボットポイント・スタンダードです。これはピボット分析という手法をインジケーターに応用したもので、過去の値動きから未来のサポートライン、レジスタンスラインの目安を知ることができます。
ピボット分析とは、過去の高値と安値、そして終値から「今後のサポートラインおよびレジスタンスラインの見通し」を分析する手法です。ピボット分析によって導き出されたサポートラインやレジスタンスラインは、ピボットポイントと呼ばれます。
ピボットポイント・スタンダードのインジケーターをチャート上に表示すると、複数の横線が描画されます。これらはピボット分析によってサポートラインやレジスタンスラインとなりやすいレートで、現在のレートより下にあるものはサポート、上にあるものはレジスタンスと考えると分かりやすいと思います。

サポートラインがS1からS5、レジスタンスラインがR1からR5まで表示されています。これらがいずれも相場の節目として機能しやすいというのが、ピボット分析です。
実際に上記の米ドル/円日足チャートを見ると、実際に多くのポイントでサポートラインやレジスタンスラインが機能しているのが見て取れます。
こうした傾向が今後も続くと仮定して、押し目買いや戻り売り、逆張りなどのエントリーポイントを探るヒントになるでしょう。
ピボット分析は決して万能ではなく、SやRのラインが必ずしも意識されるわけではありません。これらが相場の節目であるという根拠を補強するために、ほかのインジケーターと併用するのがよいでしょう。
併用するのであれば、直近高値や安値から引く水平線のほかに移動平均線やボリンジャーバンドなど、サポートラインやレジスタンスラインの示唆が得られやすいインジケーターなどがよいと思います。
一目均衡表は日本発のインジケーターで、TradingViewなど海外のチャートツールでも「Ichimoku」のように日本語の名称がつけられています。なお、TradingViewでの名称は「Ichimoku Cloud」です。
「雲」という独自の概念で視覚的なテクニカル分析ができる、ユニークなインジケーターです。
「一目山人」こと細田悟一という人が考案した日本発のインジケーターで、「相場は買いと売りの均衡が崩れた時に大きく動く」という理論に基づいています。買いと売りのどちらが優勢であるかを察知できれば相場の動きが「一目」で分かるということから、一目均衡表と名づけられました。
一目均衡表を表示すると真っ先に目に入るのが、「雲」でしょう。一目均衡表では先行スパン1と先行スパン2という線が描かれますが、この2本の線の間で色が付けられている部分が「雲」と呼ばれます。

このチャートで赤く色が付いている部分が、「雲」です。「雲」の上で推移している時は相場が強気、逆に「雲」の下にある時は弱気というのが基本的な分析です。また、雲の上限や下限はそれぞれサポートラインやレジスタンスラインとして機能するといわれています。
実際に上のチャートでも雲が何度も節目として意識されているのが分かります。
一目均衡表で注意したいのは、「雲」のなかで値動きが続いている時です。この場合はトレンドが示唆されておらず、また「雲」が何度もねじれているような場合も同様でトレンドが判断できない状態です。
こういった場合は一目均衡表のいう「均衡の崩れ」が観察できないため、一目均衡表による相場分析は非推奨です。
フィボナッチ・リトレースメントは、黄金比率という古くからある法則性を応用したインジケーターです。黄金比率は今の時代にも広く通用するとされているので、フィボナッチ・リトレースメントも洋の東西を問わず現在も多くの投資家に愛用されています。
黄金比率は、その名のとおり「最も美しい比率」という意味です。「1:1.618」が基本的な比率で、古くからさまざまなものがこの黄金比率で構成されてきました。古代エジプト文明が築いたピラミッドや「ミロのヴィーナス」、ギリシャ文明のパルテノン神殿、さらにはレオナルドダヴィンチの「ウィトルウィウス的人体図」に登場する円の半径と正方形の辺の比率など、古今東西にわたって黄金比率が採用されたものは無数にあります。
フィボナッチ・リトレースメントは、この「1.1618」という黄金比率をチャート上に描画し、それぞれのラインをサポートラインやレジスタンスラインとするインジケーターです。人が古くから無意識・意識にかかわらず採用してきた黄金比率がテクニカル分析にも応用できるという意味でも、興味深い分析手法といえます。
TradingViewでインジケーターを表示するには上部の「fx」「インジケーター」と表示されているボタンを用いるのが普通ですが、このフィボナッチ・リトレースメントについては左メニューを操作して表示します。
次に、マウスを直近高値や安値などの節目から、もう一方の節目にドラッグします。

ここではポンド/円の日足で直近高値から急落した際の安値にフィボナッチ・リトレースメントを表示させてみました。
すべてが反応しているわけではありませんが、いくつかの節目でサポートラインやレジスタンスラインが機能している箇所があります。そのなかでも興味深いのが、「0.382(1.618の逆)」と「0.618」のところ(赤い丸印)です。これらはいずれも黄金比率とされる節目ですが、このチャートだけでも少なくとも4か所、もう少し定義を緩和するとそれ以外にも意識されている箇所があるのが分かると思います。
このようにフィボナッチ・リトレースメントを活用すると押し目買いや戻り売りといったエントリーのポイントを探しやすくなります。
黄金比率による節目はあくまでも「多くの人に意識されやすい節目」であり、必ずしもそこがサポートラインやレジスタンスラインとなるわけではありません。重要なのは、直近の相場でフィボナッチ・リトレースメントによる節目が意識されている相場展開であるかどうかです。
あまり意識されていない局面だとテクニカル分析に利用したとしても「ダマシ」になってしまう恐れもあります。
テクニカル分析に用いるインジケーターは大きくトレンド系とオシレーター系に分類されますが、このRVGIはオシレーター系のインジケーターです。オシレーター系ということで相場の過熱感(買われ過ぎ、売られ過ぎ)といった相場の偏りを視覚化できます。
オシレーター系インジケーターなので、RVGIが示すのは相場の過熱感です。上昇トレンドの場合は始値よりも終値が高くなる可能性を示し、下落トレンドの場合はその逆の可能性を示します。
RSIなど一般的なオシレーター系インジケーターは相場の過熱感のみを示すことが多いのですが、このRVGIは「活力」という名称のとおり、相場の勢いも知ることができます。
RVGIでは、ゼロを示す中央をはさんで上下を繰り返す曲線が描かれます。ローソク足の陽線が多いとRVGIは上に向かい、逆に陰線が多いと下に向かう仕組みになっています。また、髭の長いローソク足が多いとゼロに近づき、実体部分の長いローソク足が多いとゼロから離れます。つまり、髭の長いローソク足が多くなるとRVGIは相場の活力がなくなりつつあることを示唆するわけです。

実際にRVGIを表示してみると、上限いっぱいに近づくと相場は高値のピークをつけ、逆に下限いっぱいになると相場は安値のピークを付けている様子が観察できます。
基本的にRVGIがマイナス圏からゼロを突き抜けると買い、逆にプラス圏からゼロを下抜くと売りのシグナルです。
また、RVGIは2本の線によって描かれ、この2本の線がゴールデンクロスやデッドクロスのようなシグナルを発します。
例えば、ゼロの上でRVGIでデッドクロスが示現し、その後ゼロを下回ると下落の活力が増してトレンドが加速する示唆となります。
レンジ相場になるとRVGIは何度もゼロを通過します。だからといってそれが毎回売買シグナルになるわけではなく、RVGIだけを根拠に売買をするのはおすすめしません。
レンジ相場ではあまり使わないようにするか、レンジ相場でRVGIを使用する場合はほかのテクニカル分析と併用して分析の優位性を高めるようにしましょう。
ADXは、トレンド発生の有無やトレンドの強弱を知ることができるインジケーターです。1本の線で描かれるためとてもシンプルで、テクニカル分析の初心者にも分かりやすいでしょう。
ADX(平均方向性指数)は1本の曲線が上下に推移するインジケーターです。この曲線が上にいくほどトレンドが強く発生していることを示し、逆に下にいくほどトレンドが弱い(もしくはない)ことを示します。
あくまでもトレンドの強弱を示すものであり、ADXが上に向いているからといって上昇トレンドを意味しているわけではなく、下落トレンドであってもそのトレンドが強ければADXは上に向かいます。
ADXはゼロから100までの数値を示し、25ずつ4つの段階に分類されています。それぞれのトレンド判断基準は以下のとおりです。
| ADXの数値 | トレンド判断基準 |
| 75から100 | 極端に強いトレンド |
| 50から75 | とても強いトレンド |
| 25から50 | 強いトレンド |
| 25以下 | トレンドが弱い、もしくはトレンドが発生していない |
こちらは、米ドル/円の日足チャートにADXを表示しています。

実際の相場では高くてもADXが50付近までということが多いのですが、稀に60や70を超えることがあります。その際にはトレンドがとても強く、一旦押し目が入っても再び強い上昇トレンドを再開するといった展開が見られます。

赤い丸印を付けたところだけADXが70を超え、「とても強いトレンド」を示しています。相場はその後一度反落しますが上昇トレンドを再開し、歴史的な円高の継続、162円台の最高値を付けたのでした。
ADXが低下しているということは、トレンドが弱まって保ち合い相場に向かっていることを示しています。次のトレンド発生を待っている段階なので、ADXが低下して上がってこない時はトレードを見送るのもひとつの戦略です。
逆に、ADXが上昇している時は順張りでトレンドに沿ったトレードをすると利益を出しやすくなります。
パラボリックSARの「SAR」は、「ストップ・アンド・リバース」の略です。この「ストップ・アンド・リバース」を略することなくそのまま表記することもあります。ちなみにTradingViewでは「パラボリック・ストップ&リバース」という名称になっています。
パラボリックSARを表示すると、チャート上にはたくさんの点が描かれます。このたくさんの点のことを、SARといいます。パラボリックSARでは、このSARがローソク足の上下どちらに出ているかによってトレンドの向きを示し、ローソク足とSARが当たってSARが上下逆の位置に表示されるようになるとトレンドの転換を示唆します。
パラボリックSARはどちらかというと短期売買よりもスイングトレードなどの中長期トレード向きのインジケーターなので、多くの投資家は日足などに表示してトレンドの有無や向き、転換などのシグナルを探ります。
TradingViewの「インジケーター」ウインドウには、「Parabolic SAR(パラボリック・ストップ&リバース)」という名称で登録されています。これを選択すると、チャート上にSARの点が表示されます。この例では点が小さくて分かりにくいので、色を黄色に変更し、サイズを大きくしました。

SARが並んでいる向きやSAR同士の間隔、そしてローソク足に当たって並ぶ位置が変わっていることなどに注目してみてください。
SARが上向きに並んでいる時は上昇トレンド、逆に下に向いている時は下落トレンドであることが分かります。さらに、SAR同士の間隔が広くなっている時はトレンドが強く出ている(もしくは値動きが大きい)ことも分かると思います。
また、ローソク足とSARが接触したところでトレンドが転換しています。また同時にローソク足がSARに接触するとそこがサポートラインやレジスタンスラインとして機能していることも見て取れます。
このようにSARの並び方やローソク足との関わりを観察するだけでかなり多くのことが分かります。
先ほども述べたように、パラボリックSARはどちらかというと中長期のテクニカル分析に適したインジケーターです。特にローソク足がSARに当たったところでトレンドの転換を察知するという使い方を短期の分析に使用すると「ダマシ」に遭う可能性が高く、おすすめはできません。
また、相場自体に動意があまりなく方向感に乏しい展開だとSARの位置が上下で頻繁に入れ替わり、判断しづらくなることがあります。この場合もあまりパラボリックSARの出番ではないと思われるので、ほかのインジケーターや手法による分析を優先したほうがよいでしょう。
ここまで紹介してきた7つのインジケーターは、いずれも「知っておくとテクニカル分析に役立つ」という視点で選びました。8つ目に紹介する3MAは、3本の移動平均線を表示することができるインジケーターですが、移動平均線自体はテクニカル分析の基本であり、それほど珍しいものでもありません。
ここで敢えて3MAを紹介するのは、本家TradingViewの無料版を利用している方に向けて「オトク」なインジケーターだからです。少々番外編的なインジケーターなので本家TradingViewでしか利用できませんが、TradingViewの無料版を利用していて同時に表示できるインジケーターの数に不足を感じている方はぜひ活用してください。
移動平均線は通常、短期、中期、長期の3本を同時に表示してトレンドの有無や強さ、移動平均線同士が交差するゴールデンクロスやデッドクロスなどを観察することによるテクニカル分析に用いられます。
しかし、TradingViewの無料版だと同時に表示できるインジケーターの数は2つまでです。短期の移動平均線と中期の移動平均線を表示すると2つとしてカウントされるため、長期の移動平均線を表示できません。さらに3本の移動平均線以外にもインジケーターを表示させたいとなると、数が圧倒的に足りません。
そこでおすすめしたいのが、3MAです。この3MAは1つのインジケーターで3本の移動平均線を表示できるため、1つしかカウントされません。つまり、3MAだけで3本の移動平均線を表示し、その上もう1つインジケーターを表示できるようになります。
3MAは本家TradingViewのインジケーターウインドウで、「3MA」を探すか、検索窓に「3MA」と入力して探します。初期状態だと選択肢に出てこないことが多いので、検索窓から探すのがよいでしょう。
検索窓に「3MA」と入力すると、よく似た名称の「3MA」がいくつか表示されます。いずれも3本の移動平均線を表示できるインジケーターなのでどれを選んでもそれほど大差はありませんが、判断に迷ったら右に表示されている数字(利用者数)が大きいものを選ぶのがよいでしょう。
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ここでは、一番上にある「3ma」を選択しました。
次に、画面左上にあるインジケーター設定用の歯車アイコンをクリックし、パラメーターやスタイルの設定をします。ここでは短期(5MA)、中期(25MA)、長期(200MA)を表示させてみましょう。

これで、1つのインジケーターで3本の移動平均線の表示ができました。

移動平均線の使い方が分かっている方であれば、基本的な使い方は移動平均線と同じです。なお、この例で用いた「3MA」のインジケーターでは、移動平均線をSMA(単純移動平均線)と、先ほど解説したEMA(指数平滑移動平均線)から選べるようになっているので、「3MA系」インジケーターのなかでもおすすめです。
テクニカル分析が重要な意味を持つFXにおいて、世界標準の強力なチャートツールであるTradingViewのインジケーターは強い味方です。
FOREX.comのFX口座では有料版に近いスペックのTradingViewを無料で利用できますし、本家TradingViewと接続して直接注文を出すこともできます。
これからもTradingViewインジケーターを使ってFX投資をしていくのであれば、FOREX.comのFX口座が強い味方となるでしょう。
Trading ViewはFOREX.com(StoneX証券株式会社)の開発となる公式取引ツールではなく、外部の第三者が提供するソフトウェアに該当するため、FOREX.comではお客様に対して、本ソフトウェアに係るいかなる保証も否認します。お客様による本ソフトウェアの使用に際しては、本ソフトウェア提供者の利用規約等に準拠することにご留意のうえ、ご自身の判断と責任において取引を行ってください。
世界中で多くの投資家が利用している相場分析プラットフォームのTradingView(トレーディングビュー)。MT4と並びたつこのツールを無料で使う方法を紹介します。
機能が大幅に制限されているBasicプラン(無料のプラン)で、実は有料版でしか使えない機能も無料で使えてしまう方法があることをご存知でしょうか?
おトクにTradingViewを利用してみたい方はぜひご一読ください。
三角持ち合いとはチャートパターン分析の一つで、トレードスキルのレベルを問わずトレーダーに人気のある分析手法です。ここでは三角持ち合いの見方とパターン分析を解説します。
移動平均線は一定期間内の価格の平均値をグラフに描いたもので、相場の方向性やトレンドを視覚的に把握するために使われます。
移動平均線を使うことで、価格変動のトレンドを判断するのに役立つため、FXトレードで多く活用されています。